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メアグリスが魔女の森を作った時は、ローテローゼと花畑を人質みたいにしてクロツグミの力で世界の狭間に、神様たちに見つからないようにこっそりと静かに森を作って広げて広げて、ただ一人を待つためだけの場所を、花畑からしか繋がっていないはずの魔女の森を作ったはずなのだけど、それが妖精の森と繋がったのはどうしてだろうなあというのをよく考えている…
≫9(妖精の森のはなし)
悪魔同士で引き合ったっていうのもあるし、妖精の森を作るのに力を貸したのがファルコネリ伝手でフラントイオっていうのもあるからクロツグミと同じ世界の狭間を開いちゃったのかな…なんてことをもよもよしている。
魔女会として括ってはいるけど魔女の森と妖精の森は不可侵ではあると思う。
ぽやぽやとしたメモ
#妖精の森 #魔女の森
ザオエンとカリカルパの話をなんとかメルロとクラレットの話のように書きたいなあと思ったりはしているのだけど、上手にまとめられなくて悔しい顔をしている…
ざっくり言ってしまえばやっと自分の意思で死ねると思ったところで生かされてしまったのでそこからずっともやもやしてるってだけの話なんだけども。
#妖精の森
クラレットとメルロのはなし
#妖精の森
傲慢は、森に閉じこもっては一つだった頃、生に憂んだ以前と同じだと考えました。
身軽になったのだから、己一人だけが死ぬこともないのだから、それなら好きなところで好きなことをしよう。
ワタシには何だってできるのだから。
そうやって何百年か、ひさしぶりに帰ってきた森で傲慢は強欲に、
―貴女が連れてきたものたちが好き勝手している 責任をとりなさい
と、言われ、しぶしぶ様子を見に行きました。
確か森から出始めの頃、故郷に住めなくなったと嘆いていたやつらを見かけて連れて帰ってきたような気がするな…などと思いながら、その村の住民たちに、この森はお前たちのものではないのだぞと説きました。
その村には恩人だったはずの傲慢のことを覚えているものはもうほとんどいませんでしたから、怪しいものを見る顔をし、忠告も意に介しませんでした。
諦め顔で村の外れから住民が好き勝手森を開墾しようとする様子を見ていると、すぐそばに小さなかたまりがいることに気がつきました。
小さなかたまりは汚い身なりの子どもでした。
ボロボロのバケツに入った汚い水を手でゴミを除けながら必死に飲んでいました。
子どもの手ではうまくゴミがとれず、口に含んでしまってはぺっぺと吐き出す様子を見て、お節介心が湧いた傲慢はバケツの水を魔法で濾過してやりました。
子どもは綺麗になる水を見て、それまで重そうだったまぶたを開き傲慢の手もとをじっと見つめていたかと思うと、さっと走り去り、すぐにちがう汚い水入りバケツを持って戻って来ました。
暗褐色に見えた目は光が当たると金にも見えるハシバミ色、キラキラと輝く目は、もう一度今のを見せて!と訴えていました。
簡単なものだしもう急ぐ用もないからと、子どもがせがむままに何度も何度も同じ魔法を使う様子を見せてやりました。
日が暮れると傲慢はもう一度住民たちに忠告をしてまわりましたが、誰も聞くものはいませんでした。
忠告をしながら、傲慢は村中のたべものやのみものに自分の作った薬をそっと混ぜて回りました。
朝になり、皆が起き出し食事をし、仕事を始めるために外に出る、そのときに傲慢は最後の忠告をしました。
―この森はお前たちのものではない、忘れてしまったか?
村人が鼻で笑って通り過ぎようとした瞬間、たくさんの黒い火柱が立ちました。
残念だ、と言いながら傲慢がさっきまで村人だった火柱たちを撫でると火の勢いは大きくなって家や荷車やいろいろなものに燃え移り、村だったものは大きなひとつの黒い火の海になりました。
鎮火するまで待たないとなあ、と時間を潰す算段を立てていた視界に昨日見たばかりのハシバミ色が見えました。
―お前、今朝は何も口にしなかったのか?
ほんのすこし憐れみの混じった声をかけると、子どもは小さく首を振りました。
―おしえてもらったから
主語がわからずに傲慢が首をかしげると、子どもは持っていたバケツの水にひとつかみ土を入れて汚したあと、昨日何度も何度も傲慢が見せた魔法を再現してみせました。
傲慢は笑いました。
ひとしきり笑ってなるほどなあとうなずいたあと、大きな黒い火の海になった彼の村だったものを指さして、
―お前は『これ』をしたのがワタシだともうわかっていると思うが、お前はどうしたい?生きたいか、死にたいか?
ハシバミ色の目は黒い火の海を背に微笑む傲慢をまっすぐに見て、金色にキラキラしていました。
―あなたみたいになりたい
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★マホたちと妖精の森のはなし
#妖精の森
もともとは踏みつぶされれば消えるような小さな夢魔のような存在でした。
小さな悪魔は甘い体を持っていて、与えたものを癒したり幸福感を与えることでとり込んでいき長い時間をかけていろいろなものをのみこんで大きな悪魔になりました。
大きな悪魔は、のみこんで自分になったたくさんの自分たちとのやりとりや、自分を与えてとりこんでのみこんでを繰り返すだけの生に飽きて神様にちょっかいをかけましたが、神様のお使いの二匹の犬たちに七つの罪とまっしろな一つに切り分けられ、二度と一つに戻らないように魂も同じ数に切り分けて、八つの別々のものたちとして、世界の間に置き捨てられました。
世界の間には同族が作った『魔女の森』があり、力をもたないまっしろな一つ以外の七つの罪たちは全員の力でそれを手本に世界につながる森を作りました。
傲慢 クラレット
怠惰 ヴァリエータ
強欲 カリカルパ
暴食 ティシマ
色欲 シェンダン
嫉妬 ルグマンシア
憤怒 フィダルガ
まっしろなひとつ ななしのこ
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前にクラレットには恋愛感情というものはない。っていう話をしてたんだけど、じゃあ★マホたち全体ではそういった感情がきちんと存在しているのか、となるとかなり難しい。
そもそもが
彼女たちは悪魔っていう存在で、ヒトと在り方がちがうものなのと、自分の欲に従って対称が求める言動をすることはあっても情を通わせるっていうこと自体がまず今までは一切なかったし、たぶん切り分けられて悪魔という存在そのままとしていられなくなってしまって初めて、周りのヒトたちを観察して学習してそういったものがあるという知識として得たものだと思うので。
具体例だとティシマとベンジャミンは夫婦ではあるけれど、恋愛関係なのかって言われると頷けなくて…ふたりの間に「愛」は存在しているけれどそれは恋情というものとは全くちがうものだと思う。主と従者であり、親と子であり、恩人同士で唯一無二であってお互いにお互いを愛しいと想い合う心を持っているけれど、結局深いところでの考え方や在り方は獣だから、それを恋愛関係と言ってしまうのはちがうのかな…っていつも考えてしまう。でも正しく関係性を表すための言葉が見つからないので夫婦という形で落ち着けているところがある。
カリカルパもザオエンのことが「欲しい」と思って、その心に従ってはいるけれどそれが「恋」かと言われると、わからないので。ただ、彼女なりの愛情が存在してるからこそ、囲い込んでずっと求め続けてるんだろうなとも思う。わからないから欲しいのかな…うーん…。それ恋なんですか?手に入ったらもういいやってならない?ザオエンがもやってるのそのへんもあると思うんだけどそこのところどうなん?って感じ。
ルグマンシアはわかりやすく分かたれたあとのすがたそのままに「欲」しかない部分なので割愛。でももしかしたらいちばん「恋」っていうものに近いのは彼女かもしれない。
シェンダンは全てを知識として得て自身の中でかみ砕いた上で「愛」や「情」を道具として見てると思う。というかシェンダンの内面がぶっちゃけ一番わからないあなたの心の在り方はヒト寄りなのかちがうのか、判断が難しい。どうしたら心が解れるんだろうな…解れない気がするな…恋愛絡み〇にしてたけどやっぱり難しいかもしれないな今度直そう。
そうなってくると★マホの中でいちばん情がこわいのはヴァリエータかもしれない。でもヴァリに恋愛感情というものがあるかと言われるとこれもまた難しい。もはや隠居生活してるおばあちゃん要素がとても強いので。
「愛」も「情」もしっかりとあるし、大切な存在もたくさんいるけれど大きく心を動かすような自分を変えてしまうようなものを抱けるのかって言われるとうーん…わからない。
クラレットとヴァリの愛情の持ち方は似てる。でもクラレットは恋愛感情というものは持たない、ヴァリはわからない。難しい。
心の在り方って難しいなあ~畳む
#妖精の森